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デンマークのLEO Pharma A/SとカナダのKLOXテクノロジーズ社、皮膚科領域においてグローバル契約を締結

本件は2014年7月14日付でデンマーク本社より配信されたプレスリリースの内容に基づいています。英語版はwww.leo-pharma.comからご覧いただけます。 (参考資料:デンマーク本社発プレスリリースの日本語訳)

皮膚科領域のリーディングカンパニーであるLEO Pharma A/S、ざ瘡(ニキビ)分野に進出し皮膚科のケア対象領域を拡大

KLOX社、グローバル市場参入の足掛りを獲得し、カナダのライフサイエンス専門のリーディングカンパニーの地位を強化


(デンマーク、バレラップ/カナダ、ケベック州ラヴァル発 - 2014年7月14日)
LEO Pharma A/S(LEO Pharma) とKLOXテクノロジーズ社(KLOX)は、皮膚科領域におけるKLOXのBioPhotonicテクノロジープラットフォームのさらなる展開と商品化を目的として、カナダを除く全世界のライセンスおよび合弁事業の契約を締結しました。この契約にはCEマークを取得済の中等度から重症のざ瘡(ニキビ)に対する治療法が含まれています。LEO Pharmaはまた、KLOXに対して株式投資を行う予定です。

この契約はLEO Pharmaにとっては、同社が初めて医療機器による治療法を手がけ、また全世界で1億5000万人を超える患者様を苦しめている皮膚疾患であるざ瘡の領域で、初めてグローバルに市場参入する道を開くものです。

一方、KLOXにとっては、ざ瘡治療を根本から変える可能性を有する同社の治療技術が世界市場へ参入する足掛りを獲得するという重要な節目となりました。それは、今回の提携に基づき同社は成長を加速させ、独自の革新的な治療法を皮膚科市場へ導入できるようになるからです。

LEO Pharmaの社長兼最高経営責任者のギッテ・P・アーボは次のように述べています。「現在、ざ瘡治療に対しては依然として未だ満たされていない大きな医療ニーズが存在しています。LEO Pharmaは、KLOXの技術を活用することで、ざ瘡治療に非侵襲的で効果的な新規治療法を提供したいと考えています。また患者様が日常生活の中で負担を感じることなく治療を行うことが出来、疾患をうまくコントールできるようになることを期待しています。

今回の提携は、皮膚科領域でのグローバルリーダーとしての地位を一層強固なものとする重要な布石であり、LEO Pharmaが戦略的提携を益々重要視してきていることを反映しております。私どもは、KLOXのような革新的企業と提携することで、皮膚科のケア対象領域を広げ、皮膚疾患に悩む人々の生活に真の変化をもたらせる効果的な治療選択肢を提供することを目指しています。」

KLOXの社長兼最高経営責任者のDr. Lise Hébertは次のように述べています。「皮膚科領域のリーディング製薬企業として世界100カ国以上で事業を展開するLEO Pharmaとの提携により、我々の技術が本物であり、更に他の治療分野への展開が可能であることが示されました。KLOXは、患者様が健康な肌を手に入れる手助けをしているLEO Pharmaと共に、安全で治療効果の高いBioPhotonic治療技術を開発、製品化し、皮膚科領域で患者様に提供することを目指してまいります。

今回の提携は、短・中期間で持続して商業的利益を出せるようになる、というKLOXの戦略ロードマップ上の目標を達成した重要な一歩ともなりました。

この戦略的提携により、当社の皮膚治療法はグローバル市場への参入を果たし、当社はカナダのバイオ製薬専門企業としての地位を固められるようになりました。また、早ければ2015年上半期に欧州で商品化を予定している、期待の大きな創傷治療プログラムの開発に人材や資金を集中的に投入できるようになります。」

KLOXのざ瘡治療法は、CEマークを取得済みの皮膚を傷つけない非熱方式で、マルチLEDライトと共に光励起性変換ゲル(photoactivable converter gel)を使用するものです。この治療法は、尋常性ざ瘡の原因を標的とするだけではなく、コラーゲンの生成を促して傷ついた皮膚を回復させます。それによって表皮から真皮の深部に至るまでの治癒を促します。この方法は非侵襲的な治療法です。治療は準備を含めて15分以内であり、週2回、6週間継続されます。治験においては、BioPhotonicシステムが中等度から重症のざ瘡を統計的に有意に改善することが証明されています。

カナダを除く全世界を対象にした今回のグローバル契約は、KLOXが独自に所有するBioPhotonic プラットフォームの技術を基に、さらに新規の皮膚疾患治療法をLEO PharmaとKLOXが今後協力して開発していく基盤となります。

LEO Pharmaは、今回の契約に基づき、臨床開発、商業化、さらには、製品の製造に対しての責任を負います。さらに、LEO Pharmaは、皮膚科領域におけるKLOXの研究と製品開発に対して必要な資金を出資することとなります。契約の経済条件には、十分な契約金に加え、製品売上に基づいて段階的に増額される2桁のロイヤルティが含まれます。


LEO PharmaA/Sについて
LEO Pharmaは健康な肌を手に入れるための手助けをしています。世界100カ国以上の患者様に治療法を提供しており、皮膚の状態を適切にコントロールできるようにサポートしています。1908年に創業したLEO PharmaはLEO財団が所有しており、何十年にもわたり皮膚疾患に悩む患者様向けの医薬品や治療法の研究開発に取り組んでいます。LEO Pharma A/Sの本社はデンマークにあり、世界の従業員数は約4,800名です。詳しくはwww.leo-pharma.comをご覧ください。


KLOX テクノロジーズ社について
カナダ、ケベック州ラヴァルに拠点を置くKLOXテクノロジーズ社(KLOX)は、バイオ製薬を専門とするカナダのライフサイエンス分野のリーディングカンパニーです。KLOXは、ヘルスケアソリューションに新しいスタンダードをもたらすことを目標に、独自の非侵襲的BioPhotonicプラットフォームの開発と商品化に力を入れています。KLOXの製品とプログラムは、急成長する皮膚科学、創傷ケア、オーラルケア、化粧品などの医療市場への参入を目指しています。詳しくはwww.kloxtechnologies.comか、Twitter@KLOXTechをご覧下さい。

LEO Pharma

レオ ファーマは研究開発志向型の製薬会社です。

1908 年創業のレオ ファーマは、研究主導の製薬会社です。皮膚疾患の治療薬を開発・製造し、世界130カ国以上で販売しています。

私たちは、「世界中の人々の生活改善に貢献する皮膚科領域のケアパートナーになる」ことを目指した事業活動を行っています。このビジョンの実現のため、私たちは新たな地域や市場への進出に努め、いまだ満たされていない医学的ニーズに応える競争力のある医薬品と治療法を、さらに多くの患者さんや社会へとお届けします。

本社はデンマークにあり、レオ財団が所有しているため、安定的な経営を可能にしています。

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