【皮膚疾患の基礎知識】
皮膚疾患の病名・病変 (2)

皮膚の医学用語の中には、少し難しいことばがあります。
2つほど例に出して紹介します。

・発疹(はっしん・ほっしん)と湿疹(しっしん) 1)
発疹は皮膚の病変を指します。
湿疹は厳密にいうと病気の名前で、皮膚の表面に起きるさまざまな炎症を指します。
また湿疹は、アトピー性皮膚炎などの病名で使われる“皮膚炎”と同じ意味です。

・蕁麻疹(じんましん)と膨疹(ぼうしん)1,2)
蕁麻疹は良く知られてる言葉ですが、「ぼうしん」と聞くと「なんだろう?」と思われるかもしれません。
厳密に言うと、蕁麻疹は病名、膨疹は発疹(皮膚病変)のひとつなのです。つまり、膨疹がたくさん出てくる代表的な病気が蕁麻疹です。
膨疹が出ている箇所の多くは、少し赤みを帯びて平らな形をしたものが皮膚から盛り上がり、かゆみを帯びます。

【参考文献】
1) 清水宏:新しい皮膚科学 第3版, 2018, pp.64, 68, 114-115,中山書店, 東京
2) 瀧川雅浩ほか編:皮膚科エキスパートナーシング 改訂第2版, 2018, p.13, 南江堂, 東京