【皮膚疾患の基礎知識】
皮膚疾患の病名・病変 (1)
発疹について:発疹は“ぶつぶつ”だけではない?

皮膚科領域で主な病変・症状として発疹(ほっしん・はっしん)があります。
一般に「発疹が出た」という場合、その多くは「ぶつぶつが出た」ことを指しますが、医学用語の発疹は「ぶつぶつ」だけではなく、さまざまな皮膚の病変を指します 1, 2, 3)。
よく耳にすることがある発疹(皮膚病変)の一部をご紹介します。

斑(はん)1, 2, 3) 
「斑」は、色の変化に特徴が出ます。
皮膚の表面に“ぶつぶつ”はできません。
斑の色によって、「紅斑」「紫斑」「白斑」などさまざまな種類があります。

ふけ〔鱗屑(りんせつ)〕2)
角層が皮膚表面にくっついていて、はがれるときに白いふけとなって落ちます〔落屑(らくせつ)といいます〕。主な病気として乾癬(かんせん)があります2) 。

たこ〔胼胝(べんち)〕・うおのめ〔鶏眼(けいがん)〕1)
「たこ」は、刺激を長い間受け続けた角層が、その場所だけ増殖して皮膚が厚くなった状態です。
「うおのめ」は、角層が皮膚の奥深くに入り込んでしまった状態です。

 

【参考文献】
1)清水宏:新しい皮膚科学 第3版, 2018, pp.64-66, 69, 中山書店, 東京
2)瀧川雅浩ほか編:皮膚科エキスパートナーシング 改訂第2版, 2018, pp.10-12, 18, 南江堂, 東京
3)病気がみえる vol.14 皮膚科, 2020, pp.18-19, 22, メディックメディア, 東京